食品ジャーナリスト 中戸川貢先生
先月は お客様とご一緒に熊本へ加工食品ジャーナリストの中戸川貢先生の講演を
聞きに行ってまいりました。
先生の講演は何度か聞いたことがあるのですが、今回は 普通に食事をしていて
カロリーは充分足りているのに栄養不足になってしまう
と言う新型栄養失調のお話でした
最近スーパーにはそのまま使えるようにパックされた水煮野菜や冷凍野菜が
売られています
それらは工場できれいに洗って皮をむき水で煮ているのですが
その過程でほとんどのミネラル分が溶け出しています
サラダ用のカット野菜も同じで お湯に通したり何度も洗ったり消毒をしている
うちにほとんどの栄養が食品加工工場の排水溝へ流れてしまうそうです
せっかく家でカレーや煮物を作っても水煮野菜や冷凍野菜を使っていては栄養が
とれないのです
コンビニでお弁当を買って 野菜が少ないから とわざわざサラダを買って
これでビタミンやミネラルが摂れたと安心される方もいると思いますが摂れるのは
食物繊維のみだそうです
外食も同じで 一から野菜を切ったり煮たりしていては人件費がかかるので
カット野菜や水煮野菜を使っているそうです
中戸川先生はお店で注文した食べ物をタッパに入れて持ち出して食品の分析をして
栄養の量を表にして見せてくれます
驚くほどにカロリーはオーバーしていてもビタミンやミネラルが足りていない事
が分かります
またリン酸塩と言う多くの加工食品に使われている添加物(入っていない加工食品を
探すのは難しいと言われています)が
せっかく摂った体に必要なミネラルを食べたものから奪って体外へ排出して
しまうそうです
リン酸塩は一括表示で イーストフード、膨張剤、ph調整剤、調味料
(アミノ酸等)の中に含まれている事が多いので
はっきり分からないようになっていますが色々な加工食品に使われています
安いのに柔らかいステーキや魚なども繊維を壊して油を注射しているそうです
私も食の大切さについてお客様にお話ししている立場ですが
できる限り自分で野菜を切って食べなければ病気になる事を
確信しました
食べないほうがいい食品や企業名をバンバンわかりやすく説明してくださる
中戸川先生大切な食の事だから学校の授業でもして欲しいと
思うような講演会でした